<2001年:タイ・ネパール総集編(1)

旅の準備♪<改訂版>

やっと、デジカメを買う。―――ナップザックひとつで、アジアを3週間、旅することができるか? 11月9日(金)

出発前日の夕方、機種が決まった。

このカメラだけでよいのだろうか?

普通だと、防水カメラと、望遠付のもなんて悩むけど。

これでいいのだ!きっと。

スマートメディアで数百枚。

パスポートは2007年まで有効。

チケットはリコンファーム無しで、楽チン♪

お金は円キャッシュと、カードのみ。

ドルやTCは、要らない。

もし、ネパールに入る時は入国時のドルが必要だけど。

それは、現地調達でいいや。

夏物をいっぱい重ね着すると、秋冬ものを着てゆかずに済む。

つまり、夏物衣類は荷物に入れずに、なるべくいっぱい着て行く。

タンクトップの上にTシャツ、その上にもういちまいTシャツ、さらにトレーナーの上に薄手のウインドブレーカー、でジャケットかブルゾンかコートを着る!下はパンツのうえに海水パンツ、さらにふつうの短パン。薄手の麻のスラックスの上に、カジュアルなズボンかジーンズ!!(←これって、でも今時のご時世で、厳密にセキュリティ・チェックされたら、そうとうにアヤシイ奴、だね)

まあ便利だけど、ファッションを気にする女性は、無理だろな(笑)

バンコクからクラビへの空☆

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宇都宮→成田→バンコク(旅行1日目)

リアルタイム旅日記---成田から深夜のバンコクへ移動☆ナップザックひとつで、アジアを3週間、旅することができるか?2001年 11月10日(土)
午前中まで仕事していたので、配偶者に車で送ってもらい、12:11のJR快速で上野まで。となりに、やたらによく喋る小学3年生が座って赤羽までいっしょだったので、話を聞かされる(笑)
 なんでも両親が健康食品のマルチをやってるらしくて、こないだ違う会社をつくったので、自分たちの名前もタカハシからフジクラに替わったそうだ。をいをい!そんなことを知らないおじさんに、明朗快活なおおきな声で。こちらが、はらはらしてしまう。
 13:40に上野で、京成の特急2:10に乗る。スカイライナーの半額で、時間は10分ちょっとしか違わない!今度は、美男美女の中国人カップルのとなり。彼らの持ってるおおきなスーツケース、なんちゃってベネトンの色がすさまじく強烈!!で絶句。
 成田のチェックインは、確かに荷物検査の回数は増えたけれど、意外にスムーズ!それより、この7月から日本人のみ出入国カードが不要になったのが、おどろいた。めんどくさくなくって、とっても良い(笑)はるるはとにかく、めんどくさいのは全部きらいだ!
 なぜか成田の管制がごちゃごちゃで、滑走路にでるまでにゲートを離れてから50分も待たされる。その遅れは、バンコク到着時には15分程度に解消されていた・・・どうなっているんだろ。ちょっとスピードUPするのかなあ、ジャンボも。
 ひこーきはそういう訳でなんとか無事なフライトだったけれど、はるるは前日の寝不足と空きっ腹のせいか、生まれて初めてひこーきの中で悪酔いしてしまった。気圧の関係で、地上に居るときよりアルコールの巡りがとても良くなるので気をつけたほうがいい---とは、ひとに教えてたくらい知ってたはずなのに。ワインとビールをしっかり飲んでしまい、しばらくしたら・・
 もう、きぶんがほんとに悪くなって、なんだかゲロはきそうな感じがしてよろけながらトイレの前に向かった。足がもつれて四つんばいになったら、もうちからが入らなくって立てない。何時の間にか、となりの座席できゅうくつそうに座ってた、シカゴから10日間の休暇でタイのリゾートに行くというデニスが来て、腕をとって立たせてくれた。二の腕をさすってくれながら、「大丈夫か?」と何度もたずねる。そのまま座席に戻って、死んだようにしていると大柄な黒人のスチュワードも来て、同じことを言う。
 とにかく、嵐の過ぎるのを待っていたら、しばらくして楽になった。過信は禁物なのかもしれない・・若くないんだから。デニスは2メートル近くもあるのに、エコノミー席にやっと収まってるだけでも大変なのに。ずうっと背中をやさしくさすってくれたり、声をかけたりしてくれていた。彼にはほんとに感謝の言葉も無い。ただの通りすがりの旅人なのに、お互いに読書が好きで同じ作家が好きなことなんか話してて、他人に思えなくなっていたからか・・。あのまま、トイレの前に這いつくばっていることを想像するとぞっとする。
 到着ロビーから出国ロビーに出て、タクシーを拾う。何も知らない旅行者にてぐすねひいてるドライバーが、こちらのほうが少ないのですねえ。メーターで、120B。物価は上がってるのに、メーターになってからほんとに安くなった。300円ちょっと。15年まえ、はじめてタイに来たころの標準と同じ。

バンコクの友達の家の2階の部屋☆

↑はるるのバンコク1泊目の部屋からドアを開けると・・・中庭に面したテラスが見える。
 レックとスンチャイがやってる、下町のギャラリーに向かう。ふたりの商売も最近はうまく行ってるようだ。カスタム・バイクにフル・ペインティングする芸術(?)は、ドイツ・アメリカ・フランス・オーストラリア各国のゲストが直接店を訪れて注文して行くらしい。4階に寄宿してるフランス人のフリージャーナリストのアランは、クラビに遊びに行ってて留守だそうな。前回も、すれ違いで逢えなかったのに・・。
 とりあえず、2階に寝床をつくってもらい、1:30頃から8:00過ぎまでぐっすり眠る。メインストリートの交差点と踏み切りのすぐ近くなので、車の音は爆裂的に大迫力だ!まるで道路の真ん中に寝床があるみたいで(笑)クーラーでなくて、なまぬるい空気をかき混ぜる扇風機の風がやさしい。蚊もいないし・・・。
*** ↓このときの付近の掲示板のカキコです☆ ***
mmayunさん(****.ne.jp) すっごいリアルだ~!(@。@ここまでリアルだと隣にいるような気がしてくるよ~ぁぁ・・・ゴムぞうりのぺたぺたとした音が・・・ (11月12日16時6分)

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(旅行2日目)ホテルのプール→ネットカフェ→カオサン→チャオプラヤー河→ぞうさん☆

リアルタイム旅日記---バンコクのいろんな乗り物に乗った1日☆ナップザックひとつで、アジアを3週間、旅することができるか 11月11日(日)

ぐっすり眠って、友人の家から朝一番に、歩いてすぐのホテルに向かう。
 昨年、家族旅行で一族9人でしばらく泊まったところなので、顔なじみもちらほら。いつも数人の白人が利用している程度で、ゆったりしたプールサイドは手入れも行き届いて静かだから、のんびり出来るのが嬉しい。
 タイでいちばん高い高層ビルのバイヨーク2と、その前にいちばん高かったバイヨーク1が、すぐ目の前にそびえ立っている。雨季が完全に去ったようで、晴れ渡った空にかげりは無いから、何となく心も弾む。ホテルのネームの入った厚手のタオルを2枚、デッキチェアに敷いてから朝の日差しの中で読書。しばらくしたらちょっと泳いで、また読書。の繰り返しを1時間ちょっと。
馴染みのホテルのプールから見上げる

 ホテルのフロントで日本人スタッフを電話口に呼んでもらい、近くにインターネット・カフェがあるかと尋ねるが、分からないと言うので、自分で探すことにする。この下町の有名な市場を抜けた先に、バンコクの秋葉原とも呼ばれる「パンティープ・プラザ」があるので、その辺なら・・・と足を伸ばすと、やはりあった!しかも、1時間で30バーツの利用料金。日本円で85円くらいだから、昨年に比べても格段に安い。オープンに、少し時間があるのでおとなりさんの足裏マッサージにかかる。こちらは、1時間200バーツなので、550円と言ったところか。
 せっかく繋がったと思えば、楽天のメンテナンスで日記が書けない!くそ。しかたないので、メールと掲示板に書き込んでいたら、思わずけっこうな時間が経っていた。エアコン無しのバスに3.5バーツで乗り、部屋に戻って、水浴びしてからちょい昼寝。・・・ああ、至福のひととき(笑)枕元のくるまの轟音は相変わらずだけど、子守り歌にしかならないのだ。
 移動の合間に、旅行代理店を5-6軒はしごしてみたけれど、うち半分は国外旅行を扱っていなかったので、なかなか話が進まない。ベトナムは安いし、こちらでならビザも簡単で良いけれど、ネパールはベスト・シーズンに入っているので捨て難いのだ。
 昼寝のあとオート三輪のタクシーに乗って、60バーツでカオサンに向かう。MPツアーの森さんのところでも、どちらにするか迷ったが「今の季節なら、やっぱりカトマンズ」の言葉に背中を押され、ネパールの航空券を手配していただく。アフガンの関係で、ちょっと空きが出たこともあったけど、現在はすっかり盛り返してほとんどの便が埋まっていた。帰りの日程に空きが無いので、クラスをひとつUPして航空券を手配の運びに・・・。クラスUPと言っても1000バーツ(2800円くらい)で済んだので、出来たこと(笑)
 チャオプラヤー河に出て、夕暮れの赤く染まった空と水面をぼんやりと眺め、数十分の船旅を乗合いバスのような船で楽しむ。終点近くの大きな橋のたもとで降りて、最新の高速移動システム、首都モノレールの超近代的な駅に向かう。伊勢丹の前を交通ラッシュの中、車の海をゆうゆうと象さんが横断していた。

  *** ↓その付近のときの掲示板です! ***

今バンコックですか。 YS一心さん(****.ne.jp)
静かなプールサイド・・・いいですね。今日の関東は曇り空、冷え込んでいます。日記楽しみにしてます。 (11月13日10時39分)

お元気ですか? gonzobarさん
はるるさんが出会う方は良い方ばかりですね。
人徳でしょう?!(11月13日9時41分)

Re:リアルタイム旅日記---バンコクの(11/11) よちえあねさん
がいこくのいちにちって、長いんだなー。
いろんなことが、できちゃうんだね☆
よちえあねのいちんちは、みじかい。
お店行く→はたらく→おうちかえる。
くやしいから、うらやましい、なんて、ゼッタイ、
言わないもん!(笑)
象さん、どーろを歩くの、見てみたい♪
よちえあねのアタマの中では、いまだに
たいらんど=象さん、なんだよ☆
はるるさんご帰国までに、
このイメージ、変わるかなあ。(11月13日4時35分)

知ってる人がいると旅もいいなぁ。 shilfy1さん
 とても疲れて到着しても、笑顔で迎えてくれたりするとほっと出来そうで・・・。
何度も同じところに行くとそういう知り合いが出来るのがいいですよね。さて、どんな風に動くんでしょう? (11月13日0時17分)

鳥羽八郎さん
 日記読んで自分も一度やってみたいなあって思いました。また、のぞきにきま~~す (11月13日0時10分)

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(続・旅行2日目)タイの乗り物~夜のバンコク

 リアルタイム旅日記---街の象さん☆ナップザックひとつで、アジアを3週間、旅することができるか? 11月11日(日)

 ゲームセンターも兼ねていて、やたらに爆裂音がうるさいインターネット・カフェ(1時間の使用料、約80円)で、メンテナンス中のログイン出来ない楽天に愛想を尽かして、ホットメールと掲示板のカキコにとどめて店を出ると、もうお昼時になっていた。路上で、揚げパンとココナツジュースを20バーツ(約50円)買い、友人のギャラリーに戻って食べる。思い立って、ちょっと着替えてふたたび外出。

 ここで安宿街カオサンに向かう時に乗ったのが、この東北部ウドンタニー出身の兄ちゃんが運転するトウクトウクと呼ばれる、オート3輪のタクシー。もともとは、日本のダイハツが30年以上前に日本で生産・発売していた『ミゼット』というクルマなのだ。もちろん今は日本では時代遅れになり、とっくに生産中止になっている。しばらく前から、こちらの現地でライセンス生産されている。オートバイに、無理やり軽トラックの車体をくっつけたもの、に近いので小回りは効くけれど、4輪に較べて安定性に欠ける(笑)やたらスピードを上げるもので、時々カーブで転倒してる☆↓

カオサンまではるるを運んだタクシー

 カオサンからチャナソンクラム寺院の広大な境内を横断する抜け道がある。ここを通ると、大河チャオプラヤーの船着場に簡単にたどり着くことが出来る(笑)出口のわきに大樹があって、信仰の対象になっていて、色とりどりの鮮やかな布が巻き付けられているけど、夕闇の中で予備知識が無くて目撃すると、かなり不気味。↓

信仰される大きな寺の境内に立つ巨木

 チャオプラヤー河には、エキスプレス・ボートと言う、乗り合いの水上バスみたいな乗り物があって、バンコク名物の渋滞もなく通勤や通学の足にもなっている。進行ルートも上流と下流行きしかないので、通の観光客にも便利に使われている(1回、数十円)この写真は、王宮近くの対岸にそびえるワット・アルン。三島由紀夫の晩年の大作『暁の寺』の舞台にもなっている、巨大な仏塔。↓

バンコクの大河から夕焼けの巨大な仏塔

 エキスプレス・ボートをタクシン橋で下船したはるる、高橋尚子の初優勝したバンコクのアジア大会に間に合わせて開通した、新交通システム(BTSと呼ばれてる)、スカイ・トレインの始発駅に向かう。と、言ってもこのピカピカの超未来的モノレール駅は、目の前なんだけど。そごう、伊勢丹、ワールド・トレード・センターなどが密集するチットロム駅まで、15分ほど。ここで、ぞうさんに出会ってしまった(笑)

バンコクを歩いてると、時たま灰色の壁に出会います(笑)前なんか、下町で馴染みの床屋さんで髪をさっぱりして、ついでに肩凝りなんかもほぐしてもらい、限りなくリラックスして扉をあけたら!
 一瞬、何が起こったのか判りませんでしたあ・・。目の前に象が立ってたんですよね(笑)タイの庶民の間では、ぞうさんのお腹の下をくぐるとラッキーがやって来る、と言われていて、15バーツとか20バーツなんかで1回、だそうです。

 おじいさんもおねえちゃんも、おとなもこどもも、タイのひとはみいーんなぞうさんが大好き。象使いから、えさのバナナなんかを買ってあげたりして、すごく喜んじゃう。ぞうさんも、最近は機械化のせいで田舎のほうでは仕事が少ない。えさももらえるし、おお食いなもんで都会のひとの善意につい、すがるんですね。一応、条例なんかでは、バンコク首都圏への立ち入りは禁止されているようですが、おまわりさんも大目に見ているみたいで、ぞうさんの行進は止まらないみたい。

 今回の旅で、はるるがISETANの前の交通ラッシュをかきわけて、ゆうぜんと歩く姿を見たのも、そんな一頭だったんでしょうねえ。あれも、昔は王族や貴族の重要な乗り物だったんだし。

   *** ↓その付近のときの掲示板です! ***

Re:リアルタイム旅日記---街の象さん&街の(11/12) よちえあねさん(****.ne.jp)

ぞう。
ぞうぞうぞう!
目の前にぞう、なんて経験、ないよ。
みんな柵の向こうで2メートルは離れてる。
(だってどーぶつえんだもんね)
いいなあ~。
よちえあねは、どうぶつの中でいちばん
ぞうさんが好きなんだよ~。
死ぬ前に1回でいいから、
お鼻と握手、してみたーい♪

(11月14日15時13分)

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(旅行3日目)おかゆの朝食・ホテルのぷーる→バンコク混沌の秋葉原→ネコを踏まないでの古本屋☆

 昨日の朝、踏み切りを渡って直ぐのおかゆ(カオ・トム)の屋台が美味かったので、再チャレンジ♪・・・トッピングするおかずが十種類ほど。味付けのゆで卵もいいけど、あつあつに落とす生卵が濃厚でたまらないなあ☆「ん~、んまいよお♪」と、屋台のおじさんにうっとり言うと、「そうだろ、そうだろ」とうなずく(笑)15バーツ(40円ちょっと)安いなあ♪

 シャワーもいいけど、ホテルのプールで小一時間ばかり泳ぐほうが、もっといいもんでデジカメと本と小銭入れ持参でエレベータに乗る。旅先でうきうきしてる欧米人の皆さんは、にっこりしながら「どう?楽しんでるかい」なんて声かけてくるから「うん、気分いいよ♪そっちこそ素敵な旅を過ごしてね」とかなんとか応えて、プールのある4階で「またね~」と先に降りる。彼らは客室に戻るところだ。

 はるるは近くのともだちんちに泊まってるだけなんだけど、いつも空いているので事実上プライベート・プール状態。混んでいる時でもせいぜい十人くらいで、もちろん無料(笑)外国人だから可能なこと。今は無くなってしまったゲストハウスで、ドイツ人のおじさんが教えてくれた・・・ウラワザ。だから、プールに持って行く本に、必ず一冊は日本語のガイドブックを入れておく。私は観光客ですよ、とのアピールだ♪

 ネットカフェに一時間、マッサージにも一時間。すぐそばのパンティ-プ・プラザビルに向かう。海賊版天国のまるごと電脳巨大ビルは、数時間歩いても廻り切れない(汗)人ごみとあらゆる電脳関係のものに囲まれて、あたまがぐるぐるになって来たので、逃げ出す。この場所と、中華街外れの運河にフタをして掘っ立て小屋の店がひしめいてる泥棒市場は、サイバーパンクの世界!ブレードランナーの混沌が現実に紛れこんでいるような、不思議な気分にさせてくれる大好きな空間だ。――ただ、気力と体力が充実してないと、ひどく疲れるけど。下見だけのつもりだったので、デジカメ用にアルカリ電池の予備だけ、買う。↓

電脳空間ビルの内部パンティ-プ・プラザ

 アート・エリア(友達の店)に戻る道すがら、十年以上馴染みの写真屋さん、床屋さん、くたびれた雑貨屋さんなどをゆっくり顔出し・ひやかしをしていたら、さすがに昼過ぎの2時頃になっていた(笑)

おさらいすると・・・
7:00 おかゆ・タイム
8:00 プール・タイム
9:00 ネット・カフェ
10:00 タイ古式マッサージ
11:00 電脳空間ビルめぐり
13:00 ご近所ひやかし・タイム

 着替えてから、再びバックパッカーが世界中から集まって来る、バンコク最大の安宿街カオサン・ロード。昨日予約したネパールのチケットを受け取りに代理店へ。その帰りに、通りの北側の真ん中あたりに、三階だての古本屋さんに寄る。一階と二階は洋書で、三階は日本の本だけ置いてある。途中の階段に、「ねこを、踏まないで下さい」と張り紙がしてあったのは数年前。確かに、いかにも足下のけつまずきそうなそこここで、昼寝してるねこが居ます。そう言えば、と振り返る通りに面した看板まで、ねこの絵がついてる。↓

ふるほんやの床に寝そべるねこさん

ここで、すごいものを見た。
文庫本と新書判のコンパクトな本は、50えんから200えん程の値段がついて、きれいに分類されて並んでる。
ところが、それ以外のいわゆるハードカバーの単行本は「ご自由にお持ち下さい」コーナーに、山となって積み上げられてる。
日本の普通の古本屋と、立場が逆転してる訳だな、たぶん。
旅行者は、旅の途中でなるべく荷物を軽くしようとするものね(笑)

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(旅行3日目の夜)びんらでぃんも笑うバンコクの下町☆

昨日は船やモノレールなどと、非常にしゃらくさいものを使用してしまったので、この日はひたすら普通のバスを乗り倒すことにする。なんせ、バンコク市内ならほとんど10円ほどで何処でも行けるのだ。ただ、バンコクにもとから住んでいる人たちでさえ迷うくらい多彩なルート、多彩なバスの種類を必死に見極めながら(笑)目指す方向のバスの番号を探す、はるる。

片道30分は、カオサンまでとしては普通。
帰り道もバスで、今度は夕方のラッシュがヒドイ道のほうなので50分ほどかかる。同じ番号でも行きと帰りで違うルートを走るバスの多いことったら・・。

バンコクの交通ラッシュを行くぞうさん☆

↑ラッシュの中のぞうさんの後ろ姿なんだけど・・・判るかな?わかんねだろな・・・(笑)いえ~い。

 7:00の約束で待ち合わせたら、珍しく時間通りにレックとスンチャイが来た。ふたりのリクエストで、エラワンホテルの地下の日本料理店へ、メーター・タクシーで。メニューの中から、好きなものを好きなだけ選んでもらうけど、ふたりとも見かけに寄らずアルコールは一切やらないので、はるるだけビール。ここは、クロスターとシンハー、それに一番絞り(笑)。最近、お気に入りのチャ-ン・ビヤは無いのね。さみしいよお、くすん。メイッパイ、ハライッパイ美味しいものを食べまくって、三人でのお勘定は2700円ほど・・・もの凄い豪遊ゥゥゥゥをした気分になる(笑)

ふたりとエラワンホテルで夕食

 帰り道は、たいした距離ではないのでお散歩のように歩く。タイ人の大好きな宝くじに良く効く(?)と言うエラワン梵天さまは、相変わらずの参拝者で交差点まであふれている。そのかたわらでは、いろんな大型昆虫のから揚げ、つくだ煮などが山盛りの屋台が。芋虫なんかも味付けされていた。前に食べたけど、かたちがかたちなので美味しいとは思えなかった、はるる。↓

いろんな虫さんの「おかず&おつまみ」


 ワールド・トレード・センター前のスペースは一面のビヤ・ガーデン状態。日本の表参道のクリスマス・イルミネーションなんて目じゃないくらいの凄まじい電飾の洪水。しかも毎日、一年中の熱帯夜だから喧騒も一年中つづいている。12月に入ると上旬には国王の誕生日、それからクリスマス、そしてハッピー・ニュー・イヤーもあって、2月始めの中国正月に突入するから、おとなしくしてるヒマが無い(笑)

さっそくバンコクの街角で売ってたTシャツ

↑プラトウーナム市場に差しかかると、戦争中だと言うのに「びんらでぃん・Tシャツ」をズラリと並べて売っている奴もいる。その隣りの薬局で、風邪気味のレックが自分のクスリを買った。

*** ↓その付近のときの掲示板です! ***

カキコありがとう。 chacha1122さん(****.ne.jp)

日記を見に来ましたよ。
飛行機では大変でしたね。でも、すごくそのときの様子とか伝わってきます。
また来ますね! (11月12日23時25分) [返事]

今何処にいますか つげらっこさん(****.ne.jp)

アジアの絵画を販売しようともくろんでいます。
今はバリ島とアボリジニだけですが、面白い画家
がいたら紹介してください。
お気をつけてバイバイ!! (11月12日19時57分) [返事]

楽天のメンテナンスが・・・ はるるさん(203.148.*.*)

どうなってんのか、なかなかログイン出来ないや。

11月11日の日記をUPしようとして、何度もやってるんだけどねえ・・・。

あまり詳しく書くのは止めようかとも思いましたが、それでは通り一遍の日記になってしまいそうなので、心配かけるのを承知で記録しときました。

地上よりしっかり酔いがまわること、実感で体験させていただきました(苦笑)

あのときだけで、その後の体調はすこぶる元気です! (11月12日18時31分)

(旅行4日目)ネパールのカトマンズへ☆

今回の旅で、はるるがISETANの前の交通ラッシュをかきわけて、ゆうぜんと歩くぞうさんの姿を見たのも、そんな一頭だったんでしょうねえ・・・。

 さて、そのバンコクよりもっとにぎやかなのがカトマンズ。

 野良犬はもちろん、人込みの中で邪魔なんだけど、ネパールでもっとお邪魔なのが「野良牛」でやんす。おみやげも、あちこちの道端に落として行くし。サンダルなんかで踏んずけたら、そりゃもう悲劇(笑)出来立てのは、べちゃべちゃしてる巨大なのが、多いからねえ。露天の市場ではつまみ食いもするし・・。

ティハ-ル祭りの安宿街タメルの賑わい

 夜になったら、ヒンズーの神様だらけのカトマンズの街は、祭りの前夜から品のないイルミネーションまみれで、シンガポールのあの洗練と好対照!実に不可思議な異次元の国に紛れ込んだみたいで、わくわくしながら人力車やオート三輪タクシーを避けつつ、お散歩です。ありとあらゆるエスニック小物の店が、ひしめいています。ディスプレイの楽しいところをデジタルカメラで撮ってると、どんどん使っちゃう。

ティハ-ル祭りの賑わい&地元の女の子

↑夜になったら、なんだかハロウィンみたいに子供たちがちいさなグループで近所を廻ってる(笑)お店や家庭で、声をそろえてはやし立てて、おこずかいやお菓子を貰っている。なんとなく、懐かしさのある光景☆

 やたらに白人の姿ばかりが目に付きます。戦争なんて、まったく関係の無い、ちっぽけだけど平和そのものの国なのにね。この秋の日本人の旅行ツアーのキャンセルの嵐は、そりゃもう凄かったみたいだけど、快晴のつづくベスト・シーズンを迎えて、ぼちぼち客足も戻りつつあるようです。カトマンズ行きのタイ航空は、けっこう満席がつづいています。たまに、日本人かな?と思うと、シンガポーリアンだったりして。安全だからみんな来てるのに、なぜなんだろうか、われわれの国民性は。

 今回の手配で、はるるは初めて日本人の旅行代理店を外国で使いましたが、確かに細かいニュアンスまで伝えられるので、有り難いなあ、と思いました。

*** ↓その付近のときの掲示板です! ***

うらやましいじょ gonzobarさん(****.net)

カトマンズ無事到着よかったですね。
が、3:15の時差があるんですか?
その15って・・・・何なんだろう?

のんびりゆっくり旅をされているようで安心しました。
しかし6ドルのお宿が高いと思われるんですね。
gonもいつかそう感じられるような旅がしたいです。

では、お気をつけて(~▽~@)♪♪♪
(11月14日10時22分) [返事]

今はどちらにいらっしゃるのでしょうか?
もうネパールなのかなぁ?
ヒマラヤの画像が撮れたらアップして下さいね♪
もちろん、帰国してからですよ~。

ではお気をつけて!!
(11月13日9時41分)

わーい!カトマンズはすごく良い天気。 はるる20さん(202.79.*.*)

タイ航空のフライトで、しみじみと「サガルマータ」を眺めました。エベレストとか、チョモランマと呼ぶよりは、やはりここはネパーリに敬意を表して、こう呼びましょう・・・。

あしたから「ティハール」と言う、一年中で二番目に大きなお祭りが始まるそうです。カトマンズ全体がお祭りで、そりゃもう車なんかぜんぜん走れなくなるらしい!

詳しくは、日記の方でね。

この国でも、日本語インターネットは心配ありませんでした(笑)つい、最近の傾向らしいけど、何処にでもありましたよ!エナエナさん。しかも、安い。 (11月13日19時26分)

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晴れ渡った☆ヒマラヤが遠くにそびえる街(旅行4日目のつづき)~ティハ-ル祭りの予感♪

 同時進行中のリアルタイム旅日記---晴れ渡ったヒマラヤの下で☆ナップザックひとつで、アジアを3週間、旅することができるか?! 11月13日(火)

 バンコクを10:30に出発して、カトマンズにはお昼ちょい過ぎに到着。しばらく来ないうちに、ノービザ入国の値段が20USドルから、30USドルに値上がりしてた。この入国のために、昨日馴染みのバンコクの写真やさんで、パスポートサイズの写真を撮ってもらったんだけど、死ぬほどやらしい笑みを浮かべてるオヤジに写ってしまったので、これは絶対ネパールだけの秘密にすることにした。(また、国家機密が増えてしまった・・はるる)

パタンのふつうのおうち☆

 日本との時差は3;15らしいけど、はるるの頭はすでにすっかり時差2時間のタイになっているので、なんだかごちゃごちゃ(笑)

 とにかく、ホテルから30歩くらいの距離のインターネット・カフェの、今の時間は4:25くらい。そろそろお日様も斜めになって、少し涼しくなってきています。一時間の料金が30ルピーの店が多いけれど、25ルピーなんてディスカウントの店もあります。日本円では60円から50円弱、でしょうか?この辺、日中は汗ばむくらいに暖かでしたが、さすがに朝晩は冷え込むようです。

 ホテルと書いてしまいましたが、正式な名前は「ふじゲストハウス」と言って、こちらでは日本人のあいだに、けっこう有名な宿泊場所なんです。USドルで、1泊6ドルの部屋が一目で気に入ってしまい、連泊することにしました。
 テラス付きの角部屋で、ふかふかのベッドと最高の日当たり、最高の眺め。まっすぐ西の丘の上には、モンキー・テンプルで知られる、チベット仏教の寺院。北には雪を頂くヒマラヤ。タメル地区の国籍不明の安宿街から醸し出される、迷宮の混沌の香り。

 クッション付きの椅子をテラスにだして、足を手すりに乗せてそれをただ眺めている贅沢。花の咲き乱れる内庭を見下ろしてると、サリー姿のおばさんとおねえさんが、のんびりお喋りしながら、いつ終わるとも知れない掃き掃除をしてる。(笑)でも、1泊6ドルと言う値段は、はるるのネパール暦ではいちばん高額な部屋だ。(何と、700円もするぞ!こんな高級な宿は.)あまりの快適さに、つい負けてしまったワタクシなのです。

 いま、こうしてるこのカフェにも、お祭りのお囃子みたいな不思議な笛の音が、遠い太鼓の音といっしょに流れて来ます。

    *** ↓その付近のときの掲示板です! ***

おや!もうカトマンズ! araimonoさん(****.ne.jp)

お元気そうで何よりです。
うふ。
モノレール、すごいですよね。
コインじゃないと使えないってのが謎。
ところでやっぱり森さんとこ行ったんですね。
私も2回くらいお世話になったなぁ・・・。
どこかですれ違ってるかももも。 (11月13日22時34分)

ああっ、4999でした banchou2000さん(****.ne.jp)

はじめまして。タイってのに引かれてのぞきに着たら、なんとカウンタが4999でした。
残念。もうひとつおそければ(^^;)
今ごろ取られてるかな?5000の人、おめでとうございます。 (11月13日21時19分)

Re:リアルタイム旅日記---晴れ渡ったヒマラ(11/13) エナエナさん(****.ne.jp)

サンツァイ フヌフンツァ?よかったあ!日本語使えたんですね!ネパールも進歩してるんだ!ティハールですか!私がネパールを去り日本に戻るときに会った最後のお祭りです。なんだか続きを見てもらえるようでうれしいです。サガルマータは見えたんですね。ラムロホ!ではでは、ペリ ペトウンラ!!マフ ガルノス! (11月13日21時13分)

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